長野流 地域資源活用法
ーひとねた、お持ちより下さいー

福祉教育・ボランティア学習研究会開催報告 事例発表


事例発表者 樋口亜希子氏(朝陽小学校)
           片岡美也子氏(コンフォート岡田)
        西沢佳代氏(犀陵中学校)
コーディネーター 飯村薫氏(さわやか福祉財団)



1.施設との連携による学習
 「コンフォート岡田のお年よりと6年2組の児童の交流を通して」
 樋口亜希子氏(朝陽小学校)


 朝陽小学校の樋口先生からは、老人保険施設コンフォート岡田で働いている学級の保護者を通じてコンフォート岡田で児童に歌を歌ってほしいと打診されたのをきっかけに、施設側と学校側が何度も打ち合わせの時間をもったこと。その打ち合わせ時に学校側がどのようなことを希望しているのか、どんな力を子どもたちにつけてほしいと願っているのか、子どもの実態について等。施設側からは施設のお年よりの様子、子どもたちに望むことや約束・施設側のボランティアに対する考え方を伺う機会をもち、ともに試行錯誤した時期を乗り越えていく様子を発表していただきました。


2.ボランティアセンターとの連携による学習
西沢佳代氏(犀陵中学校)

 犀陵中学校の西沢先生からは、中学3年生を対象におこなってきた車いす体験とアイマスク体験、障害者具合者の方の講演といった福祉体験を見直すために、長野市ボランティアセンターを訪れたこと、コーディネーターに「なぜ、福祉なんですか?」と聞かれ自分の中の枠が音を立てて崩れ「ボランティア活動をキーワードにすればなんでもありなんだ」というスイッチが入ったこと、ボランティアセンターと連携して進めた授業の様子やその良かった点、反省点を話していただきました。


3.コンフォート岡田
相談員:片岡美也子氏

コンフォート岡田の相談員片岡さんからは、朝陽小学校の樋口先生とどのように、協同して授業を作り上げていったか、その様子をお話いただきました。
 樋口先生の真剣な明確な思いに施設としてどのようにこたえていったのか、施設側としてソフト面、ハード面両面から守ってほしいこと、学校と施設側両方の細かい打ち合わせを何度ももったことなどが発表されました。