2002年傾聴ボランティア養成講座 第3回目
演習 「相談活動の進め方、あり方」ロールプレー

日時: 平成15年1月22日(水)
場所: 長野市ふれあい福祉センター
講師: 元東京いのちの電話 末松渉氏

 2002年第3回目の講座では、長い間、傾聴電話にかかわってこられた末松先生をお招きしました。
 先生はご自身の幼いころのお話から大人になりいのちの電話にかかわるようになるまでお話いただいた後、「傾聴による支え合い」と題してご講演いただきました。
 お話の中で先生は、人と人とが語りあうことの心地よさ、語れる相手がいることのここちよさが大事で、心のおおくの問題は小さな疑問などをそのままに放置することから始まるとお話してくださいました。

 翌日は実際に3人が一組となり、腹が立ったこと、悲しかったこと、うれしかったこと、を実際に相手に語り、その後、お互いの感想を話し合う。というロールプレイを行い、実際の傾聴を体験しました。

講師の末松先生です。 お互いに話をし合う参加者たち。
話終わった後、感想を記入します。 ロールプレイ終了後の感想を各班ごとにまとめました。


受講後の感想から(一部抜粋)
・ロールプレイを始める前は難しそうでイヤだったが、実際始めてみると楽しかった。
・人は第一印象と実際に話をした後では違うものだと思った。
・講義に参加して本当によかった、と思う。1対1での話し合い体験、又、傾聴ボランティア活動の難しさ、相手の気持ちを取り扱うことの難しさ、どうやって自分を冷静な状態に持っていくか、いろいろと考えさせられた講義だった。
・講義の中で、食事も喉をとおらないほどつらく悩んでいたが、聴いてくれる人に話した。それだけで元気になったということを聞いて、私自身も聴き上手になりたいと思った。
・「こころ」という漠然としてものの「デリケート」さがほんの少し分かったような気がする。
・末松先生の講義を楽しみにしていました。グループの話し合いの中で、初めての人といともたやすく溶け込み、話できたことが素晴らしい発見だった。